CSR
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サステナビリティ
バイタルネットの事業活動はお取引先、地域社会、行政、従業員といった様々なステークホルダーの皆様のかかわりの中で成り立っています。当社は企業理念「ひとびとの健康に奉仕し 健全な社会の育成に貢献する」のもと、様々なステークホルダーとのコミュニケーションをとりつつ持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
コーポレート・ガバナンス体制
現在、気候変動や大規模災害など地球規模で環境に関するさまざまな問題が生じており、企業にも課題解決に向けた取り組みが求められています。事業活動を行うことによって生じる環境への負荷を抑制しつつ、環境保全に向けた取り組みを行うことは、地球の持続可能性を維持する上で極めて重要です。
当社では電力使用状況を常時監視するシステムの導入や照明器具のLED化など、エネルギー使用量削減に向けた取組みを展開しています。宮城物流センターには太陽光発電システムを導入、倉庫内の照明を賄える電力量が発電可能となっています。また、照明に人感センサーや昼光利用センサーを導入、高い断熱性を持つ外壁や複層ガラス窓と併せて、省エネに貢献しています。また、ハイブリッド車・電気自動車を導入しつつ、効率的な配送体制の構築によりCo2削減に取り組んでいます。
さらに拠点のある地域に貢献する弊社独自の活動「SMILE HEART♡ねっと」において、毎年延べ約40箇所にて、事業所周辺やイベント会場、海岸等の清掃活動を従業員とその家族で実施し環境保全に貢献しています。
〇地域社会とともに
社会的課題の解決に向けた取り組みや、地域の発展に寄与することは、医療関連商品を取り扱う当社にとって、非常に重要な経営課題です。当社はそれぞれの営業地域において、事業活動を通した社会貢献活動や自治体との災害時の医薬品等の物資供給などに関する協定、地域住民の健康増進を目的とする協定の締結など、当社の使命である「医薬品の安定供給」や「健全な社会の育成」に努めています。
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各拠点にAEDを設置
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大崎八幡宮どんと祭裸参り
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仙台青葉まつりへの参加
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小児医療のサポート
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見守りネットワークへの協力
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バイタルネット硬式野球部
〇地域との連携
地域と連携し必要とされる医薬品を安定供給することは当社の使命です。
宮城県においては2014年3月に設立された「JMAT宮城」の構成メンバーである「宮城県医薬品卸組合」の1社として地域との連携に参加しています。医薬品卸がJMATのメンバーとして参加するのは全国的にも例を見ないことで、これまで経験した各種災害への対応経験が評価されています。
〇地域社会への貢献
① AED設置
当社では、緊急時の救命率の向上や地域貢献のため、全拠点にAEDを配置しています。毎年1回、防災訓練時に消防署員による「急病人発生からAED使用にいたるまで」の講習も併せて実施しています。
② 地域のイベントや環境美化の積極的な参加
毎年1月に仙台市で開催される「大崎八幡宮どんと祭」、5月に仙台市で開催される「仙台青葉まつり」などの行事への参加による地域とのふれあいを大切にしています。
③ 地域医療のサポート
小児医療を支えることや地域の皆様との交流を目的に、NPO法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(せんだいハウス)様を継続的に支援し、毎年行われる寄付イベント「チャリティラッフル」に社員が参加しています。
また、宮城県では職場献血を10年以上継続的に行っており2010年には日本赤十字社宮城県支部より感謝状「銀色有功章」をいただきました。
そのほか「I know IBD」プロジェクトに参加、難病とされるIBD(炎症性腸疾患)の疾病啓発や社会的な理解促進に貢献しています。そして現在、医療、介護、予防、住まいと並んで、地域住民による「見守り」等の生活支援が高齢者を支える重要な取組みとして位置付けられ各自治体で取り組んでいる「見守りネットワーク」に、当社でも各支店が各自治体を訪問し、見守りネットワーク協力企業として登録しています。
④ スポーツを通じた社会貢献
バイタルネット硬式野球部は、1976年発足のニチエー硬式野球部をルーツとし、以来社会人野球チームとして社会人野球日本選手権大会や都市対抗野球大会等全国大会にも出場し、プロ野球選手も輩出するなど数々の戦歴をしました。部員やOBはその経験を活かし、野球教室の開催や少年野球の指導などスポーツ振興、後進の育成にも積極的に取組んでいます。
また、当社は知的発達障害のある人たちのスポーツ競技を応援する「スペシャルオリンピックス日本・宮城」のゴールドオフィシャルスポンサーを務め、地域の人々の健康と笑顔を応援しています。
従業員とともに
企業理念である『健康で豊かな社会の実現に貢献する』を真に果たすには、そこで働く人々がまず「健康で豊か」でなくてはなりません。従業員は会社の財産であり、バイタルネットで働くすべての従業員がそれぞれの能力を発揮し、活躍できるような環境づくりに取組み、社員の心身の健康づくりにも力を注いでいます。
〇健康経営の取組み
当社は企業理念に「人々の健康に奉仕し、健全な社会の育成に貢献する」を掲げています。そのためには先ず「従業員自身の健康」が原点となります。
従業員が健康であることは、従業員本人および家族にとっての幸せな生活を送るための礎であるとともに、会社が健全に成長するための経営基盤となります。 経営者と従業員が一丸となって健康の維持・増進に向けた健康経営の取組みを積極的に推進することで、「人々の健康に奉仕し、健全な社会の育成に貢献する」、健康で活力のある会社を目指します。
そして当社の従業員の健康づくりに貢献する取り組みが評価され、経済産業省および日本健康会議が実施する「健康経営優良法人認定制度」において、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業として「健康経営優良法人2024(大規模部門)」に認定されました。
健康管理能力の向上
従業員は自己の責任において健康管理を行うことを認識し、会社は組織的に健康管理活動を推進することで、従業員の健康管理能力の向上を支援します。
安心して働ける職場環境の構築
会社は、従業員が安心して働ける職場環境を構築し、従業員の健康確保を図るとともに、活気ある楽しい職場で業務を遂行できるよう従業員の健康状態に配慮します。
将来を見据えた活動
医薬品卸としての特性・知見を活かし、将来を見据えた健康管理活動を推進します。
推進体制
代表取締役社長を健康経営責任者、管理本部長を執行責任者とし、具体的な課題の把握や対策の立案、実施、評価、改善は健康経営推進会議が主体となってPDCAサイクルを回します。健康経営推進会議では管理本部長が議長となり、人事部、労働組合が参加し、各議案を審議します。また健康経営推進への年度計画、取り組み状況は定期的に社内会議にて経営陣に報告します。
<取り組み内容>
① 感染症対策
新型コロナウイルス感染拡大に伴い感染予防のためのマスクを従業員に配布し、事業所の出入り口に消毒液を設置しました。また出社前の検温を行うなど体調管理を周知徹底しました。また、インフルエンザワクチンの接種を希望する従業員を対象に費用の一部を負担しています。
② ウォーキングキャンペーンの実施
メタボリック症候群の回避と疾病予防を目的として健康保険組合とともに毎年3ヶ月間のウォーキングキャンペーンを実施しています。
③ 禁煙への取組み
禁煙は本人及び周囲の人々の健康維持促進のため最も重要なことです。事業所内は全面禁煙とし、喫煙者に対し禁煙に挑戦しその後も継続するよう働きかけています。現在は非喫煙者率75%を目指して取組みを推進しており、その結果非喫煙者の割合は70%超えました。
④ 健康維持促進手当の支給
非喫煙者および健康維持促進に努めている従業員には健康維持促進手当を支給しています。2022年度は年間で総額1,920万円を支給しました。
⑤ 女性の健康維持・増進に関するセミナー実施
当社は女性社員がよりいきいきと活躍できる会社を目指しており、年代やライフステージごとに異なる女性特有の健康課題について外部講師を招いたセミナーを実施しました。2023年度9月は「子宮頸がん」をテーマに実施し、セミナー参加率は12.8%でした(受講者98人/対象者762人)。
女性活躍推進・ダイバーシティへの取り組み
限りある人材を活用し将来に向けて事業の発展を続けるためには、役職・職位・性別・年齢にとらわれることなく、多様な人材の総力を結集する必要があります。
社員には男女を問わずに階層別の教育を実施し、意欲・能力のある社員の活躍を推進、女性管理職の育成、登用を行っています。パートタイマー等の有期雇用社員にも、同じ「働く仲間」として成長を促すための様々な学習の機会を提供しています。また、少子高齢化が急速に進展する中で、高齢者の雇用の安定を図ることを目的に、定年到達者を対象とした再雇用制度も設けています。
さらに女性の活躍を推進するため、柔軟な勤務時間や休暇制度等子育て世代の社員が働きやすいように環境を整備しています。また、毎年女性活躍推進に関する意識調査を行い社員の意見を吸い上げ、今後の取り組みの参考にしています。
メンタルヘルスケア
社員が仕事や職業生活に関して抱える不安、悩み、ストレスを把握するための検査「ストレスチェック」を例年実施しています。また、「セクハラ・パワハラ」は基本的人権を踏みにじるものであり、改めて「パワハラ・セクハラ・マタハラ・パタハラ・ソジハラ」を防止する「ハラスメントに防止に関する規定」を策定、ハラスメントへの認識を徹底させています。さらに「セクハラ・人間関係ホットライン」を開設し、様々な「ハラスメント撲滅」に向けて相談しやすい環境づくりに取り組んでいます。
人材育成
当社は、企業が地域社会とともに発展していくためにも、人材育成を経営上の課題と認識し、社会から信頼される事業活動が行えるよう様々な教育・研修を展開しています。具体的には、研修体系に基づく職種別・階層別の教育研修や、社内認定制度研修、次世代育成を目的とした研修等を行っています。また、公正で正当な人事評価制度を目指すとともに、優秀な営業担当者の表彰制度で社員のモチベーションの向上も図っています。
働きやすい職場づくり
社是に「チャレンジ精神に満ち 活気ある楽しい職場づくりに努力する」とあるように、社員の自主性・積極性を重視した、風通しのよい職場を目指しています。支店ごとにチームをつくり業務の効率化や働き方などの課題を見つけ出して改善に取り組むQC活動「Kidzukou(きづこう)★ねっと」では、毎年社員目線からの多くの業務改善が行われています。
また、仕事と育児・介護などを両立できる働きやすい環境づくりに加え、一人ひとりがいきいきと働くことができる職場環境づくりを目指しています。育児休業の取得率を高めるための施策、育児休業を理解する社内風土を醸成するための施策、有給休暇の取得率を向上するための施策を推進しています。2018年5月には企業主導型保育施設「さふらんキッズ」を宮城県名取市に開所し、地域のワーキング世代の仕事と育児の両立をサポートしています。
永年勤続表彰
従業員満足度向上を目的とするとともに社業に関わる貢献に感謝し、永年勤続表彰制度を設けています。勤続満10年、20年、30年を迎えた正社員を表彰し、記念品を付与するとともに、勤続30年社員に対して祝賀会を開催しています。